200年前の1817年にイギリスの経済學者リカード(Ricardo, 1772-1823)は「比較優位の原理(Law of Comparative advantage)」を提唱し、それが貿易理論の最も基本的な概念となった。リカードは古典派経済學者の中で最も影響力のある人物の一人ともなっている。彼の理論の柱は、一國は自國が比較的有利な商品の生産に専念し、國際貿易を通じて自國が比較的不利な商品と交換すれば、雙方に利益があるというものである。これは分業の概念であり、分業も生産効率を高めることができ、産業チェーンを形成するという概念である。スマートフォンの國際分業が明確な事例である。